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採用CX(候補者体験)が大切な理由は?高める方法も解説

転職が当たり前になった時代において、採用候補者は一方的に選考を受けるだけでなく、同時に選考プロセスをチェックしています。選考プロセスは候補者と企業が入社前に直接触れる機会であり、好印象を与えられたなら候補者の「入社したい」という思いは強まるでしょう。

結果として、採用CX(候補者体験)の重要性は増しており、企業が優秀な人材を確保するには採用CX向上を目指すことが必要です。この記事では採用CXが大切な理由や高めるメリット、採用CXを高める方法について解説します。

1.採用CXとは?

採用CXとは、採用選考に参加する候補者が、企業の認知から内定・入社までに得られる一連の体験のことです。CXは「Candidate Experience」の略であり、「候補者体験」を意味します。

近年は候補者に選ばれる採用活動の重要性が高まっていて、採用選考に採用CXの考え方を取り入れる企業が増えています。

採用選考に参加したすべての候補者に「参加してよかった」と思ってもらい、採用すべき人材の着実な入社につなげることが、採用CXを取り入れる主な目的です。

1-1.採用CXはなぜ必要?

採用CXが必要とされる背景には、下記に挙げる3つの理由があります。

  • 人手不足
    人手不足は多くの業種で深刻な課題であり、労働市場は売り手優位の状況です。企業間の人材獲得競争も激しくなっていて、企業が候補者を選ぶのではなく、候補者が企業を選ぶ時代になりつつあります。
  • 人材の流動性の高まり
    終身雇用制度を採用する企業が少なくなり、転職が一般化するなど、人材の流動性は高まっています。企業が採用・育成した人材の流出をなるべく防ぎ、かつ転職市場の優秀な人材を獲得するためには、企業の価値・魅力を伝える取り組みが重要です。
  • 採用の透明化
    近年は各種SNSや口コミサイトが登場していて、企業の採用選考に参加した第三者の意見・口コミを参考にする候補者も増えています。採用情報が透明化している状況を踏まえ、企業は候補者に悪い印象を与えないよう注意しなければなりません。

採用CXを高める取り組みを進めることで候補者体験がよりよいものとなり、採用活動の各プロセスにおける候補者の歩留まり改善や、人材獲得につなげられます。

2.採用CXを高めるメリット

採用活動の課題が増えている中で、採用CXはより重要性が増すと考えられている要素です。採用CXに注力することで、優秀な人材の獲得につながる以外にも、企業はさまざまなメリットが得られます。

2-1.候補者のリピーターを獲得できる

採用CXを高めることで候補者は企業に対してよいイメージを持つようになり、候補者のリピーターを獲得できます。候補者のリピーターは、今回は採用に至らなくても別の機会に再び応募したり、周囲に企業の魅力を伝えてくれたりする存在です。

また、候補者のリピーターを獲得すれば「タレントプール」の構築もできます。

タレントプールとは、将来的に採用する可能性がある人材を中長期的に管理するためのデータベースです。タレントプールの構築により、採用活動の効率化やコスト削減が実現できます。

2-2.企業の宣伝効果を見込める

採用CXによってよい企業イメージを持った候補者は、SNSや口コミなどを通じて周囲に企業の魅力を紹介・発信してくれます。選考のプロセスで得られた体験や情報が拡散されることで、企業の宣伝効果を見込めるでしょう。

採用活動は基本的に多くの人材に認知してもらったほうが有利であり、候補者による情報発信は認知を広げる重要な役割を果たします。候補者が発信した情報は、特徴や属性が近い潜在層が見る可能性が高く、マッチング度合いの高い人材採用につながる点も魅力です。

2-3.企業のブランディングにつながる

採用CXの取り組みを進めることにより、候補者が企業に対して愛着や信頼を持つ「エンゲージメント」を高められます。エンゲージメントが高い状態で入社した候補者はパフォーマンスが優れた人材として活躍が期待でき、企業の価値を高めるブランディングにつながる点がメリットです。

また、採用活動を通じて競合他社との差別化が図れるため、企業独自の魅力・価値を構築する基盤も作れるでしょう。

3.【段階別】採用CXを高める工夫

採用CXを高めるには、採用活動の各プロセスで候補者体験を高められる取り組みの実施が必要です。

以下では企業の採用プロセスを5段階に分けて、各段階における採用CXを高めるための施策や工夫を解説します。

3-1.事前準備

採用活動を開始するにあたって、まずは採用目的や採用人材のペルソナを明確化するプロセスから始めましょう。自社の事業戦略をもとに、採用活動で達成すべき目的は何か、目的達成にはどのようなスキル・経験がある人材をターゲットにすべきかを明らかにします。

採用人材のペルソナが定まった後は、採用基準と採用時の労働条件を決定します。採用基準は目的の人材が獲得できるラインで設定し、労働条件は人材の価値を考慮して決めることが大切です。

また、候補者へとアピールする自社の魅力・価値についての言語化や、競合他社の採用動向の調査も行います。

3-2.認知

認知では、就職・転職活動をしている求職者に自社のことを知ってもらうための活動を行います。具体的には求人広告の出稿やオウンドメディアの採用コンテンツ作成、採用イベントの実施などです。

採用CXを高めるには単に認知を広げるだけではなく、企業に対してよい印象を抱かせるのがポイントです。明るい職場の雰囲気や、入社して活躍できるイメージを候補者に伝え、「楽しく働けそう」「キャリアアップが期待できる」という感想を持ってもらいましょう。

採用活動のツールとしてSNSを活用することもおすすめです。SNSは幅広い層にアプローチでき、候補者の分析がしやすい、密接にコンタクトが取れるなどの利点もあります。

3-3.応募

応募は、候補者からの応募受付と対応を行うプロセスです。候補者の応募意欲を高め、かつ維持するための取り組みを行います。

候補者の応募意欲を高めるには、応募受付を迅速に行いましょう。応募へのレスポンスが早いほど候補者は企業への信頼を持ちやすくなり、人材獲得につなげられます。約束の日時を守るなど、誠意ある対応を心がけることも大切です。

また、さまざまな応募方法を用意しておくと、候補者が選択できる応募の間口を広げられます。求人票の他にも、SNSによるDMやスカウトメール、リファラルなどのタッチポイントを用意しましょう。

3-4.選考

選考は、多くの候補者にとって企業の採用担当者・面接官と初めて顔を合わせる機会となります。候補者の意欲を維持して入社へとつなげるために、候補者に寄り添った対応を意識してください。

「来社した応募者ときちんと挨拶をする」「面接時に丁寧な話し方を心がける」などが、取り組みの例です。ほかにも、オフィス内の清潔感を高めたり、職場が暗く見えないよう照明を調整したりといった準備も必要です。

選考スケジュールも候補者の都合に配慮して組みましょう。「都合が悪い場合は日程変更ができる」といった旨を伝えておくと、候補者が安心して受けられる選考プロセスを作れます。

3-5.内定・入社

候補者への内定通知後は、候補者の入社意欲を高める採用CXを行います。候補者はほかの企業からも内定を受け取っている可能性があり、着実な入社につなげるための取り組みが必要です。

内定・入社における取り組みとしては、候補者からの条件交渉に対応したり、座談会・面談の設定といった内定者フォローを行ったりすることが挙げられます。

特に内定者フォローは候補者のエンゲージメント向上にもつながる取り組みです。候補者とは定期的に連絡を取り、候補者が企業にスムーズに馴染める体制を整えましょう。

まとめ

採用CX(候補者体験)の向上は、採用の歩留まりを向上できるだけではなく、候補者が企業に好印象を持ってくれる点もメリットです。今後転職活動の中でリピーターとなってくれるケースや、口コミで自社の魅力を伝えてくれるケースもあり、結果としてブランディングにもつながるでしょう。

採用CXを高めるには、まずはどのような人材を採用したいのかペルソナを明確化し、その上で求める人材に合った採用プロセスを選ぶのが重要です。また、プロセス全体のスピードと柔軟性を上げ、候補者の応募や要望にすばやく応え、内定者をフォローできる体制を作りましょう。