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X世代・Y世代・Z世代とは?特徴や違い・α世代の概要も解説!

ビジネスにおいて「X世代」「Y世代」「Z世代」を耳にする機会は少なくありません。世代によって趣味嗜好や価値観は大きく異なるため、マーケティングやマネジメントにおいてはターゲットとする世代に即した戦略が必要です。

当記事では、X世代・Y世代・Z世代の定義や価値観、消費行動の傾向のほか、X世代・Y世代・Z世代に続くα世代についても説明します。企業経営者や管理者はもちろん、採用担当者もX世代・Y世代・Z世代に関する理解を深め、日々の事業に活用しましょう。

1.X世代・Y世代・Z世代とは?

X世代・Y世代・Z世代とは、現代社会に生きる人たちを生まれた年代によって呼び分けたものです。アルファベットによる世代分けの語源は、1950年代に写真家のロバート・キャパが自身のフォトエッセイに「Generation X(X世代)」と名付けたことに端を発します。第二次世界大戦後に成長した若者をテーマにした作品で、「未知なるもの」という意味で「X」が使われました。

その後、前の世代のベビーブーム世代と比べて「つかみどころがない」世代として、X世代という呼称が浸透します。そこから、X世代に続く世代をアルファベット順にならって「Y世代」「Z世代」と呼ぶようになりました。

各世代の年代分けは、次の通りです。

世代 生まれた年
伝統主義者世代1928年~1945年頃
ベビーブーム世代1945年~1964年頃
X世代1965年~1980年頃
Y世代1980年~1995年頃
Z世代1995年以降

1-1.X世代の特徴

X世代とは、1965年〜1980年頃に生まれた世代です。X世代の特徴は、次の通りです。

【X世代の特徴1】デジタルイミグラントで適応能力が高い
1980~1990年代はIT環境が整い始めた時期です。アナログからデジタルへの進化を体感し、移民(Immigrants)のように適応してきたことから、X世代は「デジタルイミグラント」とも呼ばれます。テレビや雑誌が普及した時代に生まれ、成長してからは携帯電話やインターネット環境が整い始めました。テレビ+インターネットのように、バランスよく情報収集をする傾向にあります。
【X世代の特徴2】人とのつながりや時間を大切にする
X世代は、家族や友人など、人とのつながりを大切にすることが特徴です。「社会や会社は理不尽なもの」という諦めがあるため、賃金増加などの要求がなく、最低限の慎ましい生活をしながら親しい人と楽しく暮らしたいと望みます。
【X世代の特徴3】コスパと機能性を重視する
高度経済成長期からバブル崩壊に至るまでの世の中で育ってきたX世代は、未来への期待感が低い傾向にあります。明日や翌月など、先のことには期待できないという考えを持っているため、短時間で結果を出せる「効率」を重視します。

自身のモチベーションや質などを重視するY世代・Z世代と異なり、X世代は仕事の効率やコスパを重視します。また、デジタル環境に適応しつつも、世代の近いベビーブーム世代とのつながりも大切にするため、完全にデジタルに移行しきれない一面があることも特徴です。

1-2.Y世代の特徴

Y世代とは、1980年〜1995年頃に生まれた世代です。Y世代の特徴は、次の通りです。

【Y世代の特徴1】デジタルパイオニアで自分らしさや多様性を認める傾向にある
Y世代はインターネットに慣れ親しみ、多くの個人の考えに触れてきた世代です。多様性を認め、他人との違いを個性として受け入れます。
【Y世代の特徴2】リーダーシップの強い人が多い
Y世代は、個人主義が浸透した時代で育った影響から、さまざまな人の意見をまとめるリーダーシップが強い傾向にあります。
【Y世代の特徴3】安定性を重視し、保守的な一面がある
Y世代は、バブル崩壊や就職氷河期などの不安定な経済環境で育ったため、安定志向であることが特徴です。モノへの執着は弱く、消費よりは貯蓄を優先します。

Y世代は、経済の不安定な暗い時代の影響を受け、保守的で安定を重視する傾向にあります。人とのつながりやバランスを重視するX世代と異なり、個々の意見が強く、リーダーシップを発揮できるという特徴があります。

1-3.Z世代の特徴

Z世代とは、1995年以降に生まれ、リーマンショック後の不況を幼少期に経験している世代です。これまで消費者の主役だったY世代から、現在はZ世代に徐々に世代交代しているため、マーケティング対象として注目されています。Z世代の特徴は、次の通りです。

【Z世代の特徴1】デジタルネイティブでネットリテラシーが高い
Z世代は、インターネットや各種デバイスが身近にあることが当たり前の世代です。幼少期からスマートフォンがあり、いわゆる「ガラケー」を使ったことはほぼありません。情報収集だけでなく、勉強や就職活動、娯楽など、さまざまな行動をデジタルデバイスを通じて行います。インターネット上の情報は真偽が確かではないことを理解し、正しい情報を自身で判別してきたため、ネットリテラシーが高いことが特徴です。また、Z世代は幼い頃から最新機器に慣れ親しんでいることから、ライブ配信やAI、VRなど、新しいテクノロジーを歓迎する傾向にあります。
【Z世代の特徴2】社会への貢献意識や課題解決意識が強い
Z世代は、社会への貢献意識や課題解決意識が強いことが特徴です。社会貢献を重視した企業活動をしている会社に関心を寄せ、消費活動をするときには社会問題を解決できるようなプロダクトを選びます。
【Z世代の特徴3】ワークライフバランスを重視する
現在社会人として働いているZ世代は、ほかの世代よりもワークライフバランスを重視する傾向にあります。プライベートを大切にできない働き方は望みません。
【Z世代の特徴4】デジタルになじみが深く、マスメディア離れが進んでいる
Z世代は、デジタル機器の普及により、生活にデジタルデバイスが根付いています。SNSネイティブ・スマホネイティブでもあり、情報源にはテレビや雑誌よりも自分の好きなインフルエンサーを選ぶため、マスメディア離れをしている人も少なくありません。SNS広告をはじめとするターゲティング広告に慣れ親しんでおり、パーソナライズされていない広告はあまり見慣れていないことが特徴です。
【Z世代の特徴5】価値があるサービスや体験には積極的に消費する
Z世代はブランド物などにあまり興味がなく、消費活動は消極的と言われます。しかし、自身が価値を認めたモノやサービスには支出を惜しみません。また、購買のリアルな体験に重きを置き、実店舗で買い物をする傾向にあります。
【Z世代の特徴6】企業にも多様性を受け入れることを求める
Z世代の仕事観は、個人の時間を重視し、キャリアに対して保守的です。理不尽な命令やパワハラ・性差別に納得せず、透明性の高い企業を選ぶことが特徴です。また、ダイバーシティやインクルージョンを重視し、仕事を通じて社会問題の解決が達成できることを望みます。

X世代・Y世代と比較して、Z世代はデジタルデバイスを使いこなし、付加価値のあるモノを求める傾向にあります。また、社会問題にも意識が高く、一人ひとりの個性を尊重し、「ありのままの自分でいられる」社会や企業を求めることも特徴です。

2.Z世代の次は「α世代」その展望とは?

Z世代の次の世代は「ポストZ世代」などと呼ばれていましたが、近年は「α(アルファ)世代」という呼び方が定着しています。α世代に明確な定義はありませんが、2010年以降に生まれた子どもを指すことが多くなっています。

2010年以降は、ハードウェアがパソコンからiPadやiPhoneなどの端末に移行するポストPCの時代です。InstagramやYouTubeが登場し、コンテンツの主流はテキストから画像・動画に変わりました。α世代は2010年以降生まれであり、その多くは小学生であるため、今後どのような価値観・消費傾向となるのかは未知数です。

しかし、デジタルと親しみ多様性の受容に関心が高いZ世代の影響を受け、α世代はデジタルを使った創作に取り組んだり、多様性を強要するのではなく自分の好みを尊重したりするのではないかと予想されています。

まとめ

写真家のロバート・キャパを発端に生まれたX世代・Y世代・Z世代という呼称は、時代を反映し、世代ごとの特徴を表す言葉になりました。X世代は1965年〜1980年生まれで効率やコスパを重視する世代、Y世代は1980年〜1995年生まれで保守的でありながらリーダーシップもある世代、Z世代は1995年以降生まれで自分らしさを尊重する世代です。

Z世代の次の世代であるα世代も誕生し、新たな時代が築かれようとしています。世代による違いを理解し、X世代・Y世代・Z世代・α世代という言葉を正しく使い分けましょう。