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Z世代が持つ主な価値観・仕事観4つ|働き方の特徴も解説!

近年では、「Z世代」と呼ばれる年代の社会人が増加しました。Z世代の社会人は、従来の世代とは大きく異なる価値観を持っていることが特徴です。

全国で超高齢化社会が深刻な状態となっている現在、新たな社会を担うZ世代の社会人に対する理解は重要です。Z世代の価値観を受け入れ、かつその価値観に対応した組織づくりを進めなければ、企業の成長は見込めないと言っても過言ではありません。

そこで今回は、Z世代の概要から、Z世代が持っている価値観や仕事観について徹底的に解説します。Z世代の特徴を理解したうえでマネジメントを行いたいという企業の経営層・採用担当者は、ぜひ参考にしてください。

1.Z世代とは?

Z世代とは、生まれたときから世の中でインターネットの普及やIT技術の確立がされていた「デジタルネイティブ世代」のことです。明確な定義はないものの、概ね1997年~2010年ごろに生まれた方々を指します。なお、Z世代の前は「ミレニアル世代(Y世代)」、その前は「X世代」と言われています。

Z世代は、物心ついたときからスマートフォンなどネット通信のできるデジタルデバイスを使用して他の方とコミュニケーションをとることが一般的な世代となっており、X世代とは違いIT製品の利用を苦に感じることがほとんどありません。ネット上で多くの方と関わる機会も多いことから、コミュニケーション能力に長けている方も多い傾向にあります。

2.Z世代が持っている主な価値観4つ

Z世代は、他の年代と比較して特にSNS利用率が高いことも特徴です。2021年時点のZ世代は10代~20代前半となっており、この世代の若者たちは基本的に「LINE」「Twitter」「Instagram」「YouTube」などのSNSを利用しています。下記は、各サービスにおける10代と20代の利用率(令和元年度情報)です。

サービス 10代の利用率 20代の利用率
LINE 94.4%95.7%
Twitter 69.0%69.7%
Instagram 28.9%64.0%
YouTube 93.7%91.5%

出典:総務省「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要」

時代が変われば技術も進歩し、トレンドも移り変わっていきます。Z世代の方はあらゆるSNSを利用する中で、多くのユーザーと出会い新たな個性を日々知るため、他世代と大きく異なる価値観を持っていることも珍しくありません。

ここからは、Z世代が持っている主な価値観を4つ紹介します。

2-1.個性・自分らしさを大切にしている

Z世代の方は、個性・自分らしさを大切にする傾向にあります。世界中でネット社会となっていることからニュースなどで世界の情勢を知る機会も多く、自ずと他者の多様な価値観を理解し、受け入れる力が備わっています。つまり、多様性(ダイバーシティ)に富んでいるということです。

また学校や親からも「考え方や個性が他の人と違うことは当然」といった教育がされていることも多くあり、近年では女性の社会進出やLGBTQも注目されています。自分らしさを大切にすることが重要とされている近年、周りの方の個性を尊重して受け入れるだけでなく、自分の個性をアピールする方も増えました。

2-2.「もの」ではなく「体験・経験」にお金を使う

Z世代の方は、「もの」ではなく「リアルな体験・経験」を重視し、お金を消費する傾向にあります。

例えば、好きなアーティストやアイドルのCDやアルバムではなく、コンサートやサイン会に行ったり、限られた時間の中で映画館で映画を観るのではなく、自宅で好きな時間に映画配信サービス(VOD)を利用して映画を観る、などです。

特に後者のようなデジタルマーケティングは、インターネットが普及している現在の時代背景に伴って非常に注目されています。リアルな体験や多くの充実体験を求めるZ世代のニーズは、今後のビジネスにも取り入れられるでしょう。

2-3.「誰」が情報の出所かを大切にする

何らかの情報収集を行う際、デジタルネイティブであるZ世代は、ネット上の溢れかえる情報の中から、何が正しくて、何が間違っているのか」を見分けられる能力が他の世代よりも長けている傾向にあります。いわゆる、情報リテラシーが備わっている状態です。

インターネット検索ではなく、SNSからリアルな情報を検索したり、インフルエンサーやYouTuberから情報を得たりしている方も多くいます。またSNSでは、フォロワーの数で信頼性を判断する方も一定数いることが実情です。

情報の出所を明確にさせ、正しい情報を吸収し、間違った情報は切り捨てるという考え方ができるため、他世代の方と比べて不確かな情報に左右されることが少ないと言えるでしょう。

2-4.リアリストで安定志向である

Z世代は、2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災など、多感と言える年齢において社会や経済が不安定となった状況・親世代がシビアな社会環境に置かれている状況を目の当たりにしました。

そのため、社会問題への興味や関心が深く、お金の使い方や日々の生活に関して他世代の方よりも安定志向であることが特徴です。異なる言い方をすれば、保守的でリスクを避ける傾向にもあります。

X世代の方は特に出世や独立によって多くのお金を得ることが人生の成功と考えがちでしたが、Z世代の方は安定した会社に正社員として勤め、安定した給料を得られることも成功の一つだと考える傾向です。

3.Z世代が持っている主な仕事観4つ

安定志向であり、正社員として安定した給料を得たいと考える方も多い一方で、副業の広まりや、フードデリバリーをはじめとした働き方の多様化により、Z世代の方がお金を得る手段は「企業で正社員として働く」ことだけではなくなってきています。

このように、Z世代はさまざまな仕事観を持っていることが特徴です。ここからは、Z世代の方が持っている主な仕事観を4つ紹介します。

3-1.プライベートを大切にしたいと考えている

Z世代の方は、仕事よりもプライベートを重視する傾向にあります。実際に、内閣府が集計・発表した「就労などに関する若者の意識」におけるアンケートでは、仕事よりも家庭やプライベートを優先するという方が数年間で10%以上も増加していることがわかりました。

平成23年度・平成29年度における仕事とプライベートに関する調査
平成23年度 平成29年度
  • 仕事よりもプライベートを優先する
    →52.9%
  • プライベートよりも仕事を優先する
    →17.1%
  • どちらとも言えない
    →29.9%
  • 仕事よりもプライベートを優先する
    →63.7%
  • プライベートよりも仕事を優先する
    →12.7%
  • どちらとも言えない
    →23.6%

出典:内閣府「特集 就労等に関する若者の意識」

また、Z世代の方は「ワーク・ライフ・インテグレーション」も重視しています。ワーク・ライフ・インテグレーションとは、仕事とプライベートを無理なく連動させるということです。

従来のワーク・ライフ・バランスは、仕事とプライベートの両立という意味で使用されていましたが、仕事とプライベートを切り分けてかつ双方を充実させることは簡単ではありません。そのためZ世代は、ワーク・ライフ・インテグレーションとして、仕事とプライベートを無理なく連動させるという柔軟な考え方をし始めました。

3-2.転職に対して比較的前向きに考えている

Z世代の方は、転職に対して比較的前向きなイメージを持っていることも特徴です。株式会社マイナビが集計・発表したアンケートによると、20代は「転職は簡単にできる」と考えている割合が多いことがわかりました。

X世代の方は、身体的・精神的な苦痛を感じる職場でも、定年まで今の会社で勤めあげたいと考える傾向にあります。一方でZ世代は、昇進の有無にかかわらず定年まで今の会社に勤め続けるといった考えを持つ方が少ないことも、同調査によって判明しました。

出典:株式会社マイナビ「転職動向調査 2021年版(2020年実績)」

近年では、ブラック企業による事件もあり、無理して働くということに対してネガティブなイメージを持つ方も多くいます。「居心地の良い職場で働けるなら、転職は良い手段である」と考える若者が多いと言えるでしょう。

3-3.なるべく安定した会社で働きたいと考えている

転職に対して前向きな考えを持つZ世代の方も多い一方で、「なるべく安定した会社で働きたい」と考える方も一定数存在することが実情です。株式会社マイナビが運営するキャリアリサーチLabによると、2022年に卒業する学生が就職先・転職先を選択する際のポイントは「安定していること」であることがわかりました。

出典:キャリアリサーチLab「2022年卒大学生就職意識調査

安定している会社が企業選択のポイントになるという意見は2013年からじわじわと伸びているものの、近年の新型コロナウイルス感染症の影響によって、このような考え方を持つ若者がさらに多くなっています。

3-4.早期リタイアしたいと考えている

Z世代の方は、早期リタイアを希望する方も多いことが特徴です。株式会社マイナビが2020年に転職した方に対して行った「あなたは何歳まで働き続けたいと思いますか」というアンケートの結果では、20代の男女が55~60歳と答えました。

特に20代の女性は60歳以下でのリタイアを希望する方が目立ち、まとまった資金を手にしたうえで、早期に仕事から離れたいと考える方が多いことがわかります。

出典:株式会社マイナビ「転職動向調査 2021年版(2020年実績)」

そして、早期リタイアの希望者が目立つ近年、「FIRE」が注目されています。FIREとは、「Financial Independence, Retire Early(経済的に自立して、早期リタイアをする)」という意味であり、収入の半数以上を投資や貯蓄に回して早期リタイアを目指すという概念です。FIREブームは米国から始まり、じわじわと日本でも浸透し始めました。

FIRE生活を送るために必要な貯蓄・資金額は、何歳でリタイアするかによっても異なります。「〇歳以降は、自分のペースで適度に働きながらゆったりと過ごしたい」という方は、FIRE達成を目指してみてはいかがでしょうか。

まとめ

Z世代とは、世の中でインターネットの普及やIT・テクノロジー技術の確立がされていた1997年~2010年ごろに生まれた方のことです。「デジタルネイティブ世代」とも呼ばれます。自分や他人の個性を大切にするところや、情報リテラシーが優れているところ、さらに安定志向・保守的であることが特徴です。

2021年現在、Z世代はまだまだ「若者」とひとくくりにされがちですが、今後も世の中でZ世代のニーズに適したサービスが次々打ち出されます。また超高齢化社会に伴い、労働力人口もZ世代・ミレニアル世代が中心となることも十分考えられるでしょう。

そのため、今後の企業成長やマーケティング戦略のポイントは「Z世代の価値観の理解」が最も重要です。時代に適したオンラインサービスやIT化は、目的のための一つの課題ともなるでしょう。ここまでの内容を参考に、Z世代の価値観や仕事観を把握し、適切なマネジメントを行ってはいかがでしょうか。