アルバイト採用をするには?すぐに辞めない人材の募集方法
人手不足で悩む企業や店舗は、社員を募集しても集まらないケースが多いでしょう。人手不足の状態が続くと、業務に悪影響を及ぼす可能性が高くなります。社員の採用がうまく進まない場合は、アルバイト採用に取り組むこともおすすめです。
当記事では、アルバイト採用の方法をステップごとに解説します。アルバイト採用を行うメリット・デメリットも解説するため、アルバイトを採用したい経営者や人事担当者の人は、当記事を参考にしてください。
目次
1.定着を促す!アルバイト採用の方法
アルバイトが定着しにくい職場や、アルバイトの採用に至らない職場では、慢性的な人材不足に陥ります。その結果、社員の業務量が増えてしまい、労働環境の悪化や事業計画の遅れにつながるため、アルバイト採用は非常に重要です。
ここでは、アルバイト採用の方法をステップごとに解説します。
1-1.STEP1:採用基準を明確にする
アルバイトを採用するときは、採用基準を明確にしましょう。
採用基準とは、企業で必要な人材について、誰でも分かるように示した指標のことです。採用基準を明確にすると、以下の理由からアルバイトの定着につながります。
理由1:ミスマッチを回避できる |
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採用基準を設定すると、必要な能力を持つ人の選別ができるため、ミスマッチの回避につながります。 |
理由2:採用に公平性が出る |
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採用活動は複数人で行うことが一般的です。採用基準を設けていると、個人の主観で判断する恐れがなくなるため、複数人で採用を行っても公平性が出ます。 |
採用基準の設定方法については、下記の項目を参考にしながら企業に合った基準を設けるとよいでしょう。
- スキル:業務に必要な資格やスキルを有しているか
- 経験:業務を遂行する上で必要となる経験があるか
- 性格:募集する仕事に適した性格かどうか
1-2.STEP2:募集媒体を選定する
現在は多くの募集媒体が存在するため、求人募集を行う際は募集媒体の選定が必要です。スマホやパソコンの普及によりWeb媒体が主流ではあるものの、紙媒体も存在します。
各媒体のメリット・デメリットは下記の通りです。
媒体 | 求人媒体 |
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メリット |
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デメリット |
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媒体 | 求人検索エンジン |
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メリット |
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デメリット |
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媒体 | 採用ホームページ |
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メリット |
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デメリット |
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媒体 | SNS |
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メリット |
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デメリット |
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媒体 | 店頭張り紙 |
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メリット |
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デメリット |
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上記のように各媒体は異なる特徴を持つことから、自社に合った募集媒体を選ぶとよいでしょう。
1-3.STEP3:面接の日程調整を行う
面接を実施する段階の準備として、日程を決める必要があります。日程調整を行う際は、応募者のモチベーションを保った状態で選考が進められるよう、できるだけ早い対応を心がけましょう。
面接の日程調整は、以下の手順で進めます。
1:候補の日時を用意する
面接の候補の日時は、採用する側が設定します。応募者に任せると相手の負担になるため、具体的な日時を3つほど用意し、応募者の希望を聞きましょう。
2:メールで連絡を行う
面接の日程調整は、メールで行うことが一般的です。期日までに返信がない場合は、何らかのエラーでメールが送信できていない可能性があるため、電話で連絡します。
3:面接の前日に連絡をする
リマインドのために、前日に改めて連絡します。メールや電話で「明日はよろしくお願いします」と連絡をすると、丁寧な印象を与えられるでしょう。
1-4.STEP4:面接を実施する
面接を実施する際は応募者にリラックスしてもらい、職場への理解を深めてもらうことが大切です。そのため、いきなり質問をするのではなく、雑談や会社概要の説明から入りましょう。応募者と面接官の緊張がほぐれ、その場の雰囲気もなごみます。
また、職場見学を実施することも重要です。職場見学には以下のようなメリットがあります。
メリット1:採用後のミスマッチが減る |
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実際の職場を見てもらうことで、職場環境や人間関係が把握できます。求人票や写真では分からないリアルな様子を感じ取れるため、採用後のミスマッチが減ります。 |
メリット2:志望度が高まる |
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職場見学を実施すると、応募者は実際に働いたときのイメージがしやすくなります。また従業員と話す機会を設けると、一緒に働きたい気持ちが増し、さらに志望度が高まる可能性があります。 |
面接が終わった後には、合否結果を伝える目安の日程を伝えると丁寧です。
2.アルバイト採用を行うメリット
アルバイトの特徴は、正社員のように定年まで雇用する必要がなく、所定の労働時間が社員より短いことです。アルバイト採用には、ほかにも以下のようなメリットがあります。
メリット1:必要なときだけ働いてもらえる |
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繁忙期に人員が欲しいと考えていても、閑散期に人員を削減したい場合、社員では時期にかかわらず一定の給与を支払う必要があります。一方、アルバイトの場合は労働時間の調整が可能なため、必要なときだけ働いてもらえます。 |
メリット2:人件費を抑えられる |
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アルバイトには業務の一部を任せることが多いため、正社員よりも時給単価が低い傾向にあります。また、働いた分だけの給与を支払うため、人件費を抑えることが可能です。 |
3.アルバイト採用を行うデメリット
アルバイト採用にはメリットがある一方で、デメリットも存在します。アルバイト採用を実施したいと考えている場合は、メリットだけではなくデメリットも理解した上で、慎重に検討することが重要です。
ここでは、アルバイト採用を行うデメリットを紹介します。
3-1.頻繁な入れ替わりで教育が無駄になる
アルバイトは頻繁な入れ替わりが生じやすく、教育を行ったアルバイトが辞めるケースも多くあります。その度に新たなアルバイトを採用し、教育を実施する必要があるため、教育に費やした労力や時間が無駄になりがちです。
頻繁な入れ替わりが生じる理由は、アルバイトが学生や副業といった「期間限定」での勤務を前提とするケースが多いためです。学生であれば卒業と同時に退職し、副業であれば本業との兼ね合いで退職に至ります。
短期間で退職されると職場全体に負担がかかるため、長く働いてもらえる努力をしなければなりません。
3-2.シフト作成や労務管理の手間がかかる
アルバイトはシフトでの勤務が一般的であるため、採用側は定期的にシフト表を作成します。同時に「労務管理」も実施することから、多くの手間がかかる傾向です。
また、アルバイトは学生や主婦など、仕事以外のことを優先しなければなりません。アルバイトによって事情が異なるため、採用側は各自の状況も考慮する必要があります。各自の休みの調整にも対応する必要があることから、採用側の業務は負担が大きいと言えるでしょう。
4.アルバイト以外で優秀な人材を確保するには?
アルバイト以外で優秀な人材を確保する方法には、人材派遣があります。人材派遣を利用することで、優秀な人材を速やかに確保できる可能性が高まるでしょう。
派遣会社から派遣された労働者は契約期間に沿って働くため、アルバイトのような急な退職を避けることが可能です。また、労働者の給与支払いや休日の管理は派遣会社が行うため、労務管理が楽になります。
関西・東海エリアで人材派遣を利用したい場合は、パワーキャストにご相談ください。製造業・物流業を中心にサービスを展開しており、優秀な人材をご提供いたします。
まとめ
今回は、アルバイト採用の方法から、アルバイト採用を実施するメリット・デメリットまでを解説しました。
人材不足が叫ばれている現在は、社員だけでなくアルバイトも貴重な労働力となります。一方で、アルバイトは短期間で退職してしまう可能性もあるため、採用は慎重に実施することが重要です。
アルバイト以外で優秀な人材を確保したいなら、人材派遣を利用する方法もあります。人材派遣の利用を検討している場合は、パワーキャストまでお問い合わせください。